目的別ヤングタイマーの選び方/第8回/週末ドライブ

2020/09/30 9:04:05

目的別ヤングタイマーの選び方/第8回

 
週末ドライブ編
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はじめに/ヤングタイマーとは?
 
ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。
 
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「ヤングタイマー」を「趣味車」もしくは「実用車」として楽しむ際の注意点について
 
初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「旧くても楽しめる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。
 
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アウトビアンキ A112 アバルトとは?
 
最初期モデルが1969年にデビューしたアウトビアンキ A112は、プリムラに続く前輪駆動車で、フロントに横置きで搭載された水冷直列4気筒OHVエンジンの排気量は903ccでした。高性能バージョンのA112 アバルトが登場したのは1971年のことで、エンジンの排気量が982ccまでアップされ、最高出力58psを発生。トランスミッションは4速MTで、足まわりなどが強化されていました。また、A112 アバルトは、ボディ側面下側やボンネットをブラックとしたツートーン塗装や、専用シートなどを装備した内装などが標準仕様(ベース車)とは異なっていました。
 
 
1973年には、標準仕様のA112に装備が豪華なE(エレガント)が追加設定され、A112 アバルトはマイナーチェンジを実施。シリーズ2へと進化し、モノトーン塗装となって、バンパーやライトリムが黒い樹脂製となりました。内装も変更された点がポイントです。1975年には、シリーズ全体がマイナーチェンジの対象となり、メーターをはじめとする内装の意匠が変更されました。A112 アバルトも変更を受けてシリーズ3となり、排気量1050cc/最高出力70psエンジンを搭載するクルマもラインナップされました。
 
 
1977年にシリーズ全体がビッグマイナーチェンジされ、ルーフが20mmほど高められて、グリルはヘッドライトリムと一体型になりました。また、テールランプは横長タイプに変更されました。A112 Eはエンジンの排気量を965ccまで拡大。A112 アバルトはシリーズ4に進化し、エンジンの排気量は1049ccのみとなり、ボンネットにエアインテークを装備。インパネやシートの形状も変更されました。
 
1979年に再びシリーズ全体がマイナーチェンジされ、標準仕様には、エリート、ジュニアの新グレードが設けられました。A112 アバルトはシリーズ5となり、グリルとテールライトの意匠を再度変更しつつ、樹脂製ホイールアーチ、サイドプロテクター、リアガーニッシュなどを新採用しました。トランスミッションは、新たに5速MTを搭載。シートや内装の意匠も変更されました。
 
1981年(1982年と考える場合もあり)から日本市場で初めてA112 アバルトの正規輸入車が販売され、このときのスペックは、1050cc、70ps、5速MT、左ハンドルのA112 アバルト(シリーズ5)でした。1983年にA112 アバルトのシリーズ6が日本でも発売され、この仕様は、前後バンパー(大型化)、Cピラーのディフレクター、テールランプ、ホイール、シートなどが変更されていました。パワーウィンドウがオプションで用意された点もトピックです。
 
1984年には、A112 アバルトのシリーズ7を発売。フロントバンパーにロードランプを内蔵し、ABARTHのロゴ入りとなるリアガーニッシュやリアリフレクターパネルを追加。シートがブラックとグレーストライプ(赤系ボディ)またはレッドとグレーストライプとなり、シートベルトをレッドに変更。ブロンズガラス、サイドストライプ&アバルトステッカー、アバルトホイールカバー、センタールーフアンテナなどを新たに採用しました。また3連メーターがセンターダッシュ下に移動しました。
 
1986年に日本でA112 アバルトの最終モデルを発売。売り切れと共に販売終了となりました。同年10月にはイタリア本国でジュニアの生産も終了し、後継モデルとなるアウトビアンキ Y10が送り出されました。
 
A112 アバルトは、販売終了から35年近くが経過しているため、細かなトラブルが発生することを前提として購入し、丁寧に扱いながら、定期的なメンテナンスを実施する必要があります。具体的には、急ハンドル、急ブレーキ、急発進をすることなく、油脂類やゴム類といった消耗品を早めに交換しながら、電気系も常にチェックしたいです。「転ばぬ先の杖」的な整備を実施し、なるべくトラブルを未然に防ぐようにしましょう。
 
すでに新品パーツを入手できないケースが多々あるので、Evita(エヴィータ)のような経験豊富なショップから購入し、その後のメンテナンス作業も依頼するのがベストです。
 
□プライス&店舗インフォメーション
 
■アウトビアンキ A112 アバルト
 
 税込車両本体価格:190万円
 
 年式:1982年
 
 ボディカラー:レッド
 
 内装カラー:ブラック/レッド・パイピング
 
 車検:--
 
 走行距離:--
 
 修復歴:--
 
 特記事項:左ハンドル、5MT、シートをエヴィータで張り替え済み
 
■販売店舗
 
 Evita(エヴィータ)
 
 住所:〒241-0014 神奈川県横浜市旭区市沢町 564-4
 
 TEL:045-351-8920
 
 営業時間:11:00〜19:00
 
 定休日:月曜日
 
 HP:https://www.evita-mj.com
 
■文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典
 
 

目的別ヤングタイマーの選び方/第7回/日常+週末ドライブ

2020/09/10 10:17:30

目的別ヤングタイマーの選び方/第7回

日常+週末ドライブ編

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はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

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「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

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ロータス・エラン(M100型)とは?

ロータス・エランという車名を聞くとS1〜S4まで展開され、+2仕様までラインナップされたFRライトウェイトスポーツのことをイメージしがちですが、熱心なクルマ好きの脳内ではロータス初の量産FFスポーツカーとしてリリースされた2代目ロータス・エラン(M100型)も抜群の存在感を誇っています。

1989年に登場したM100型エランは、ロータスがGMの傘下だった時代に開発プロジェクトが立ち上がり、同じGMファミリーだったいすゞ製エンジンをフロントに積んでデビューしました。グレードは2タイプで、最高出力130psのNAエンジンを積む「エラン」と最高出力165psのターボエンジンを積む「エランSE」がラインナップされました。どうやら、いすゞが当時開発中だった1.6リッターエンジンの4XE1(特にDOHC4バルブヘッド)の設計にロータスが深く関与していたらしく、親会社のGMからもGMファミリーのエンジンを使うように、との指示があったことから、M100型のエンジンには4XE1とそのターボ版である4XE1-Tが選ばれたといわれています。

1992年まで生産され、ここで一旦造られなくなりましたが、1994年にGMから経営権を買い取ったブガッティのもとで復活し、S2モデルとして約800台(余っていたエンジンの総数だと言われる)が再生産されたといわれています。その後、生産設備一式が韓国の起亜自動車の手に移り、キア・ビガートという車名で1996年から1997年まで生産されました。日本にも少数輸入されたものの、各部がリセッティングされていたので、ロータスならではの高度なハンドリングを楽しむことはできませんでした。

高剛性スチール製バックボーン・シャシーに軽量なコンポジット製ボディを組み合わせているというロータスの基本レシピに則っていましたが、日本メーカーのパワーユニットを採用し、なおかつフロントエンジン/フロントドライブというFFレイアウトだったことからロータス・マニアの中にはM100型エランがデビューした際に敬遠した人もいました。

現在は、そのハンドリングのよさ、フロントの安定感、そして、優れたトラクションなどから万人に高く評価されています。

「世界一流のコーナリング・マシン」と呼ばれることすらある、M100型エランのハンドリングについて記述しますと、車体をロールさせながらも粘り強く路面をグリップさせ続ける優れたサスペンションにより、秀逸かつ世界一流と言っていいレベルのハンドリング性能を実現していました。

特筆すべきはリアサスペンションで、フロントと同じようにダブルウィッシュボーン式となっているこのリアサスがいい仕事をしてくれるので、FFレイアウトでありながらコーナリング中にリアタイヤが鳴くことすらあるそうです。なお、このハンドリングのよさは絶妙な数値となっているトレッド(ロータスによる的確なセッティング)によって実現しているものなので、純正よりも内側に入るプラスオフセットのホイールは使用不可となることを知っておきましょう。

重量バランスのよさ、女性でも座りやすいシート、ウィンドウシールドが小さく、ドライバーおよびパッセンジャーの肩が風に晒されてしまうほどの圧倒的な開放感、エアコンやパワーステアリングを装備していることなどによる使い勝手のよさなどもアドバンテージポイントとなっているM100型エランは、200万円台で購入できるFFリアルスポーツです。

良質のユーズドカーが少なくなってきているので、ずっと探していたというロータス・フリークは、この機会にお買い求めください。現車は英国仕様のターボモデルで、歴代オーナーによってキレイに維持されてきた、とてもコンディションのいい車両です。車検整備はロータス 世田谷|オーセンティックカーズが管理してきたので安心です。

晴れてM100型エランのオーナーとなり、たくさん走ろうと思っている方は、車検毎に整備するのではなく、6ヶ月点検(オイル交換など)および12ヶ月点検(ホイールを外しての整備)も活用しながらメンテナンスしていくのがベストです。時間的/金銭的に余裕があるときにきっちり整備しながら、M100型エランをパートナーとした自動車趣味生活を満喫してください。

□プライス&店舗インフォメーション

■ロータス・エラン(M100型)

 税込車両本体価格:ASK

 年式:1992年

 初度登録:1994年

 ボディカラー:モナコホワイト

 内装カラー:ブラックハーフレザー/センタークロス

 車検:2022年(令和4年)2月

 走行距離:2.7万マイル

 修復歴:無し

 特記事項:右ハンドル、5MT、エアコン、パワーウィンドウ、パワーステアリング、ハーフレザーインテリア、ブラックトップ、点検記録簿有

■販売店舗

 ロータス 世田谷|オーセンティックカーズ

 住所:〒157-0073 東京都世田谷区砧1-3-10

 TEL:03-3417-6777

 営業時間:11:00〜19:00(月・火〜木・金・土)/12:00〜18:00(日)

 サービス受付:10:00〜19:00(月・火〜木・金・土)/10:00〜18:00(日)

 定休日:水曜日、年末年始

 HP:https://authentic-cars.com

■文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典

 

 

 

 

 

 

目的別ヤングタイマーの選び方/第6回/日常+週末ドライブ+アウトドア

2020/08/27 6:38:15

目的別ヤングタイマーの選び方/第6回

日常+週末ドライブ+アウトドア編

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はじめに/ヤングタイマーとは?
 
ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。
 
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「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について
 
初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。
 
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アウディ A4アバント 3.2FSIクワトロとは?
 
アウディを代表する人気車のひとつとなっているA4アバントは、スタイリッシュなステーションワゴンが欲しい熱心なクルマ好き、週末にアウトドア・ライフを楽しんでいるアクティブなファミリー、はたまた愛犬家の皆さんにも親しまれています。
今回ピックアップしたのは、2008年3月のジュネーブ・ショーでデビューした4代目のA4アバントで、先に登場したA5やA4セダンと同じプラットフォームを採用。実用性も走行性能も高いという、優れたステーションワゴンです。
モデルバリエーションは、1.8リッター直噴ターボエンジン/FFの「1.8 TFSI」と、3.2リッターV6エンジン/AWD(4WD)の「3.2FSIクワトロ」の2モデル。新車時の販売価格は「1.8 TFSI」が437万円、「3.2FSIクワトロ」が663万円という設定でした。後者であるにもかかわらず100万円を切るプライスとなっている現車がいかにリーズナブルな個体であるのかをすぐさまご理解いただけるでしょう。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=4705mm×1825mm×1465mm。ホイールベースは、2810mmです。V6エンジンは、街中では静かでスムーズですが、ひとたびアクセルペダルを踏み込むと豊かなトルクを活かしたスポーティな走りを楽しめます。乗り心地にも同じような特徴があり、ゆっくり走っているとただただ乗り心地がいいな、と感じるのですが、走行スピードが上がると、それまで“しなやか”だった足まわりが“たくましく”なります。高速道路のみならずワインディングロードをハイスピードで駆け抜けてもオモシロイ(リアの重さをほんの少しだけ感じますが……)ので、シチュエーションを問うことなくアウディならでは洗練された走りを堪能できるはずです。
アウディでは、ステーションワゴンを「アバント=Avant」と呼びます。それはアバントならではの美しいプロポーションが、一般的にステーションワゴンと呼ばれるような単なる荷物運搬用車両ではない、というアウディの設計思想に起因するものです。アバントはフランス語で「前に」という意味で、アウディは実用性の高いボディ形状に独目のデザイン哲学と最先端技術を両立させた素晴らしいフォルムを造りあげています。
「ワゴン」ではなく「アバント」を名乗るクルマは、毎日をより充実したものにしてくれる最愛のパートナーになるので、この機会にゲットし、そのコンセプトが的確なボディサイズと思わずハッとするエレガントなスタイルに表現されていることをご確認ください。
□プライス&店舗インフォメーション
 
■アウディ A4アバント 3.2FSIクワトロ
 
 税込車両本体価格:98万円
 
 年式:2008年(平成20年)
 
 国内初登録:2008年(平成20年)12月
 
 車検:無し
 
 走行距離:45,543km
 
 修復歴:無し
 
 特記事項:ディーラー車、ワンオーナー、地デジ、バックカメラ、レザーシート、シートヒーター、キセノンヘッドライト、スマートキー、18インチアルミホイール、4WD
 
 ■販売店舗
 
 Garage ENZO 本店
 
 住所:〒300-1211 茨城県牛久市柏田町3041-3
 
 TEL:029-878-0911
 
 営業時間:10:00〜20:00(平日)/11:00〜18:00(祝祭日)
 
 HP:http://www.enzo.co.jp
 
 文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典
 
 
 

目的別ヤングタイマーの選び方/第5回/日常+ビジネスシーン

2020/08/18 14:10:40

目的別ヤングタイマーの選び方/第5回

日常+ビジネスシーン編
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はじめに/ヤングタイマーとは?
 
ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。
 
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「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について
 
初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。
 
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ベントレー アルナージ Tとは?
 
ル・マン24時間レースが開催されているサルト・サーキットにはアルナージュ(Virage d'Arnage)という名のコーナーがあります。トップカテゴリーのレースカーでも速度が80km/h程度まで落ちる低速コーナーで、毎年、さまざまなドラマ(1位争い)がここで展開されています。カタカナで表記すると語尾が異なりますが、アルナージ Tはサルト・サーキットの名物コーナーと同じ名前を持っています。ちなみに、かつてベントレーは最初期のル・マン24時間レースにおける強豪チームで、2001年から2003年までに総合優勝を目指すプロジェクトのもとで再び出走し、最後の年となった2003年に1-2フィニッシュを飾り、73年ぶり/6度目の優勝を果たしました。
 
 
今回ピックアップしたアルナージ Tは、いわゆるベントレー/ロールス・ロイスのSZ系モデル(1980年から長きにわたって生産された)の後継モデルとして1998年に登場した「アルナージ」の快速スポーティ・バージョンです。
 
 
現車は2004年式なので「シリーズ2」ということになり、ツインターボ化された排気量6.75リッターの伝統あるロールス・ロイス製V型8気筒エンジンを積んでいます。なお、ベントレーは1998年からフォルクスワーゲン・グループの傘下となったので、新生ベントレーはフォルクスワーゲンの大資本をバックに旧来からのV型8気筒OHVエンジンをアップデートし、最高出力457psを誇る強力なツインターボ・エンジンを完成させました。その最高速度は276km/hとアナウンスされ、フライングスパーがリリースされるまで世界最速の4ドア・サルーンとして知られていました。
 
 
参考までに記しておくと、1998年にベントレー/ロールス・ロイスがフォルクスワーゲン・グループの傘下となりましたが、当時、BMWが有力な売却先であったため、このタイミングにリリースされたベントレー・アルナージとロールス・ロイス・シルヴァーセラフは、ともにBMW製エンジンを搭載して発売されました。しかし、既述したようにベントレー/ロールス・ロイスの買収劇はフォルクスワーゲンがBMWに勝ったわけです。ややこしい話なのですが、ロールス・ロイスのブランド名やロゴなどはBMWに譲渡され、ロールス・ロイス・モーター・カーズが設立されて、ロールス・ロイス・ブランドの乗用車を今日も製造、販売しています。
 
 
1998年にベントレー・ブランドとファクトリー(クルー工場)および従業員を手に入れたフォルクスワーゲン・グループがまずしたことは、BMW製のエンジンを積んでいるベントレーの生産を中止することでした。そのため、一旦生産中止となっていた6.75リッターのロールス・ロイス製V型8気筒エンジンが再び活用されたわけです。1999年に、6.75リッターエンジンを積んだこのバージョンはアルナージ・レッドレーベルとして発売され、それと同時に元のBMW製エンジン・バージョンはアルナージ・グリーンレーベルとして発売されました。グリーンレーベルは、2000年までオーダーを受け付けていました。
 
 
アルナージ Tの新車販売価格は約3000万円だったので、もはや異次元の超高級車だといえます。それの良質車がわずか628万円でゲットできるのですから、この機会を見逃さないほうがいいでしょう。語りたくなる蘊蓄もたくさんあるので、オーナーになった方はビジネスシーンのみならず、さまざまなシチュエーションで楽しめると思います。
 
□プライス&店舗インフォメーション
■ベントレー アルナージ T
 
 税込車両本体価格:628万円
 
 年式:2004年(平成16年)
 
 国内初登録:2004(平成16年)11月
 
 車検:無し
 
 走行距離:24,200km
 
 修復歴:無し
 
 特記事項:ディーラー車、レッドレザーシート、シートヒーター、ETC
 
 ■販売店舗
 
 Garage ENZO 本店
 
 住所:〒300-1211 茨城県牛久市柏田町3041-3
 
 TEL:029-878-0911
 
 営業時間:10:00〜20:00(平日)/11:00〜18:00(祝祭日)
 
 HP:http://www.enzo.co.jp
 
 文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

目的別ヤングタイマーの選び方/第4回/日常+週末ドライブ+自動車趣味生活(ガレージライフ)

2020/07/26 15:29:15

目的別ヤングタイマーの選び方/第4回

日常+週末ドライブ+自動車趣味生活(ガレージライフ)編

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はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

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「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

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アストンマーティン DB9 クーペとは?

DB9 クーペは、英国のラグジュアリー・スポーツカーメーカーであるアストンマーティンが2004年から2016年まで販売した2ドア(2+2)クーペです。DB7の後継車として、2003年9月に開催されたフランクフルト・モーターショーで発表されました。

アストンマーティンのクルマは当特集に初登場なので、そのヒストリーを記しておくと、1913年にライオネル・マーティンとロバート・バムフォードがロンドンで小さなワークショップで立ち上げました。これがアストンマーティンとなり、以来、世界中に熱心なファンを獲得する高級ブランドへと成長しました。

ブランド名(社名)は、イングランドのバッキンガムシャー州で行われたモータリング・イベントにちなんで名づけられました。ライオネル・マーティンが最新マシンをアストン・クリントンで行われたヒルクライムレースに持ち込み、そこで輝かしい勝利を収めたことにより、アストンマーティンとなったわけです。

アストンマーティンは、創業まもない頃から常にレースが自動車の進化を促進すると信じてきました。歴史的なデビューを飾った1922年のフレンチ・グランプリ、1959年のDBR1によるル・マン24時間耐久レースでの優勝、さらにDB4GTがモンザで収めた素晴らしい成功に至るまで、アストンマーティンの名車は熾烈なレース・シーンで輝かしい戦績を遺してきたことは有名なエピソードです。

そして、1947年から1972年までアストンマーティンを率いた英国の実業家、デイビッド・ブラウンの活躍も忘れることができないエピソードです。デイビッド・ブラウンのもとでアストンマーティンは大きく飛躍し、彼が陣頭指揮をとった時期にアイコン的な名車が次々リリースされ、アストンマーティンの輝かしい歴史の中において最も著しく発展した期間となりました。

いまでは名高い「DB」のネームプレートを持つ最初のアストンマーティンは、1947年に発表されたDB2です。この伝説的なモデルは、1951年のル・マンでクラス2位と3位という快挙を成し遂げました。レーストラックでの高性能を、ラグジュアリーな快適性とエレガントなデザイン、そして、丹精なクラフトマンシップとブレンドするアストンマーティンならではの製作プロセスを確立することで、ニューモデルが発表されるごとにアストンマーティンの名声は高まっていきました。

具体的な車名を列記すると、レース直系のDB3とDB3Sが発表され、それに続いて洗練されたDB4とその高性能版のDB4GT、さらにはザガートとの歴史的なコラボレーションにより、DB4GTザガートが創出されました。

今回ピックアップしたDB9も、その車名から分かるようにアストンマーティン伝統の「DB」シリーズの一員です。ボディタイプはハードトップ仕様のクーペとソフトトップ仕様のヴォランテという2本立てで、1795.5万円から2005.5万円までのプライスタグが付けられました(日本では2004年5月から発売)。

なお、詳しいスペックを記すと、ボディサイズは全長×全幅×全高=4697×1875×1318mm、ホイールベースは2740mm。VHプラットフォーム(Vertical/Horizontal=水平垂直)と呼ばれる新しいアルミフレームをアストンマーティンの量産モデルで初採用。オールアルミ製のボディに排気量5935ccのV型12気筒DOHC48バルブエンジン(450ps/6000rpm、58.1kgm/5000rpm)がフロントミドシップで搭載されています。0-100km/h加速は4.9秒、最高速度は300km/hを誇るスーパースポーツカーです。

サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン。ブレーキはブレンボ製4ポッドモノブロックキャリパーに、フロントが355mm、リアは330mm径のベンチレーテッドディスクが装着されています。ABS、EBD、トラクションコントロール、緊急ブレーキアシスト、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)などの電子デバイスも備わっています。

トランスミッションはリアに搭載され、カーボンファイバー製のドライブシャフトでエンジンと結合されています。これによって前後50:50という、理想的な重量配分を実現しています。

2015年に映画ジェームズ・ボンドシリーズの最新作『スペクター』の公開を記念し、特別仕様のDB9 GTボンド・エディションが設定され、世界限定150台で発売されたこともあるなど、DB9は付加価値が高いクルマです。ステアリングホイールを握り、走り出すたびに、その不朽のエレガンス、洗練された乗り味、そして、圧倒的なエンジンパワーに心を躍らせてください。

□プライス&店舗インフォメーション

■アストンマーティン DB9 クーペ

 税込車両本体価格:598万円

 年式:2007年(平成19年)

 国内初登録:2007(平成19年)6月

 車検:無し

 走行距離:20,800km

 修復歴:無し

 特記事項:ディーラー車、赤レザーシート、ナビ、バックカメラ、オートクルーズ

 ■販売店舗

 Garage ENZO 本店

 住所:〒300-1211 茨城県牛久市柏田町3041-3

 TEL:029-878-0911

 営業時間:10:00〜20:00(平日)/11:00〜18:00(祝祭日)

 HP:http://www.enzo.co.jp

 文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典