セントラル21(東京都世田谷区)

2018/05/31 17:00:00

皆さんは「車屋さん」という言葉を見たり聞いたりしたときに、まず何をイメージするだろうか?

ここで言う車屋さんとは、正規ディーラーや専業店/プロショップとは異なるものだ。
いわゆる敷居の低さが売りで、小回りの利くところが車屋さんのアドバンテージポイントだとい
える。逆に言えば正規ディーラーや専業店/プロショップは敷居が高いと感じている自動車趣味
人にこそ車屋さんをオススメしたいのだ。

今回お邪魔したセントラル21は、ユーザーのリクエストに親身になって応えてくれる頼れる存在で、
まさに車屋さんの好例だといっていい。豊富な経験と確かな実績で、新車/中古車の購入時
はもちろん、カスタム/モディファイを楽しむ際のよきアドバイザーにもなってくれる。

愛車選びは奥が深くて難しく、旬なクルマだからといって誰もが気軽に買っていいというわけで
はない。誰にでも似合うわけではない、といったほうが正しいのかもしれないが、独断で選ぶの
ではなく、ユーザーのニーズを聞き、それに合わせた的確な提案をしてくれるセントラル21のよ
うな車屋さんに相談したほうが最良の結果につながるものだ。

また、何の変哲もない普通のクルマでも手を入れることで楽しい趣味車に変身することも事実で、
セントラル21ではカスタム/モディファイを実践する際のベースとなる、購入しやすい中古車の
販売も手がけている。

昨今は車両本体価格が高価すぎるので、クルマは誰にでも買える(乗れる)ものではなくなって
しまった。そのため中古車の需要が増えているが、やはり、普通のクルマでは面白くないと感じ
る人が多く、より楽しく、より乗りやすく、という方向性で、愛車に手を入れる(=個性的にす
る)人が増えている。

昔のカスタム/モディファイといえば乗り心地や扱いやすさを犠牲にしてカリカリにするのが定
番だったが、個性的なクルマを造るお手伝いをしているセントラル21流の現代版カスタム/モデ
ィファイは“より乗りやすくすること”を第一義とし、“よりカッコよくすること”を二義的な要素と
して進めている。セントラル21は店舗が世田谷区にあるので、それらを『東京流カスタム』また
は『東京流モディファイ』と命名してしまってもいいかもしれない。



セントラル21では購入しやすい中古車のみならず、新車も販売しており、リセールバリューの高
いクルマをユーザーに提案してくれる。新車時の装備(オプションを含む)がリセールバリュー
を決定するといっても過言ではないので、新車の注文時に再販価値が高いクルマに仕立ててくれ
るのだ。この点も正規ディーラーと専業店/プロショップの間にいる車屋さんならではの強みだ
といえる。
なお、当サイトのスタッフによるロングタームテストで一年間にわたって登場することになった
シトロエン C2 1.6VTRはセントラル21で購入したものだ。カスタム/モディファイについても、
同社で行ったものである。



*モディファイ前のC2 VTR
10年〜20年落ちぐらいの、ヤングタイマーと呼ばれるクルマの中でも車歴が比較的浅い車両は、
ちょっとずつ直しながら乗れるのでオススメです。コンパクトカーを買ってカスタムやモディフ
ァイを楽しむのであれば、イタリア車よりもフランス車を選んだほうがいいでしょう。フランス
車は各グレードでエンジンを共用しているケースが多く、その恩恵でパーツの流通数が多く、し
かも安いからです。

どのクルマも生産終了から10年ほど過ぎるとパーツの流通数がガクンと減りますが、
いまはコンピューターやインターネット網の発達によって世界規模のネットワークが確立され、
国内では欠品になっているような部品も海外から直接取れます」とはセントラル21代表の伊藤
一昭氏のコメントで、実際にシトロエン C2 1.6VTR@「車 市場」に装着するパーツも海外から
入手したものであると語ってくれた。

シトロエン C2は世界ラリー選手権(通称:WRC)参戦車のベース車両であったことでも有名だ
が、セントラル21における今回のカスタム/モディファイでは、“より乗りやすくすること”を第
一義として進めつつ、クルマの出自がモータースポーツ・フィールドにあるという素性のよさを
活かし、見た目のカッコよさと吸気音/排気音にもこだわった。

具体的には昔懐かしいボーイズレーサーを造る感覚で作業を進め、足まわりに車高調サスペンシ
ョンを装着。マフラー(あまり知られていないがマフラーはセンターがキモとのことで、センタ
ー部分を排気効率と音がいいモノに交換)だけでなく、吸気側にエアチャンバーを付け、豪快な
排気音と共に心地いい吸気音も楽しめるようにした(ポルシェのスポーツエグゾーストシステム
/スポーツクロノパッケージを装着したようなノリだ)。

シトロエン C2 1.6VTRはパドルシフト仕様なので、ギヤをチェンジするたびに排気音が轟き、ア
クセルを踏むたびに吸気音が鳴り響く。シフトフィーリングも秀逸なので、セントラル21にて走
って楽しい一台が創出されたといえるだろう。

「パドルシフト仕様であればOKだといえますが、やはり、小排気量のヨーロッパ車はMT仕様をチ
ョイスするほうがいいです。いま、ちょうどMT仕様のシトロエン C2 1.6VTS(冒頭の写真)の在
庫があるので、どうしてもマニュアルミッションがいいという方にはコチラがオススメです。乗り
やすいんですよ、コレ」。そう話してくれたセントラル21・伊藤代表のユーザーとの合言葉は
「あるよ」(=ドラマ『HERO』名ゼリフ)なので、気軽に相談してみるといいだろう。正規輸入
されていないモデルも販売しているので、いまや絶滅危惧種となった左ハンドル/MT仕様も独自
のネットワークで見つけてくれるはずだ。


 
「あるよ!」が合言葉の頼りになる車屋さん。
欧米外車輸入販売 有限会社セントラル21
代表取締役 伊藤一昭氏
東京都世田谷区中町4−17−10
TEL 03−5758−8621
 
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